「リストラ時代、六本木の正しい飲み方」
手島 伸夫

リストラ時代こそ「明るく、楽しく、遊び好き」でないと生き残れない。しかし、お
金がジャブジャブあるわけではないから、「ちょっと欲深に安くて美味しいお店を探
す努力」が必要なのです。
最近は、レストランはテラスが当たり前になっているが、「銀だこの店」がつぶれた
後を、改装もそのままテラスの店舗に使っているのを見ると、ちょっと六本木と違う
のではないのかなと僕は思うのだけれど、これも時代の流れ。。。。
さて、アフター5に飲む時は、「会社人脈」から離れて、自分の時間として飲みた
いものです。焼き鳥屋で上司の悪口と会社の不満を愚痴りながらというのでは、もう
自分からリストラモードに入っているようなものなのです。
気の置けない友人と飲むなら、だいぶ多くなったパブが最高なのです。自分の好きな
飲み物を片手に、好きな一品を頼んで、都合の良い時間だけいる、というのが負担に
ならずに、また自分の時間軸と自分の人生座標軸を捕まえた飲み方。
ちょっと顔見知り程度の人と行くなら“KITTY(キティー)”方式がよい。こ
れは「事前の割り勘」と考えればよい。キティーというのは、共同資金という意味で
使われる言葉だけれど、話は簡単、まず、皆が1000円づつテーブルの上に出し
て、じゃんけんで負けた人が全員分の飲み物を買ってくる。何回か注文して、テーブ
ルのお金が無くなったら、次の出資金を出すかどうかを相談。もちろんそこで、「僕
は今日、用があるから・・」と帰ってもよい。帰る方も、残る方も気楽なのである。
これだけでも英国式パブで飲んでいる気がするだろう。
< HUB・六本木 3478-0803 >
「HUB」なら知っている、渋谷、新宿にもあるじゃん!と考えている人ちょっと
待って欲しい。お店というのは、店だけがその雰囲気をつくるものじゃないでしょ
う。来ているお客の階層もそのお店の重要な一部なのですよ。
秋も深まり、外はコートを着ている人がいるくらいなのに、へそ出しルックとキャミ
のモデルと彼氏のカップルなんていうのを眺めながら、ビールを片手に飲める店がこ
こなのです。お客は半分が外国人。
☆ HAPPY HOURの7時までは飲み物半額です。生ビールにシーザーサラダ500円と
ソーセージ盛り合わせ500円(両方2人分ぐらいあり)で2人で飲めば、「チー
ン!
お会計はぴったり1,000円づつ」ということになる。もっとも、この時間に入る
には、六本木に近い勤務先の人に限られるかな?
☆ 場所は、地下鉄六本木のアマンド前出口からロアビル方向に行ったマクドナルド
の隣の地下1Fだから、迷うことが無いのがまた良い。
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