TOPICS58 もどり

「使ってみたいな、生ポンドライ」  
 
三原 文乃  
 

     先日、友人のご主人が「今度、うちの会社が販売する生ごみ 処理機、生ポンドライっていう商品、今までの製品と全然違う ものなんだけど。」と新製品のビデオを見せてくれた。
この製品は、長野県の本社がある泉精機製作所が作ったもので まだ、あまり市場には出回っていないらしい。
(この泉精機の社長はアメリカでブラウン相手に裁判をして 勝ったということで一躍有名人になった人) この製品が、従来の製品とまったく違う点はおおまかにいうと 2点ある。
1. キッチンのシンクの排水口の下に設置して、野菜や果物を切るはしからディスポーザーにどんどん入れていく。
2. 完全に水分と固体分を分けて処理することができる。
このビデオでは、野菜の切れ端などをどんどんディスポーザーの なかに入れていくとガーという小さな音がして、完全に乾燥した 堆肥となって処理機の中にたまっていくという過程を説明していた。
普通の家庭では1ヶ月くらいで堆肥がたまるスペースが一杯に なる計算らしい。その後は燃えるごみとしてだすもよし、ガーデニングに 使うもよしと言う訳だ。従来の製品のように堆肥化するためのチップは 必要である。
つまり、いちいちベランダに生ごみを持って行ったり、生ごみを分けてから 処理機に入れるということをしなくていいのだ。料理するときにどんどん 生ごみを入れると、シンクの下で水分をなくして堆肥が作られるのだ。
このビデオを見て、こんな処理機なら私も欲しいなーと思ったのであるが・・・

ただ、現在は若干シンク下に置くには スペースが大きいかなという気はした。
このため、マンションメーカー、行政などに働きかけてたくさん売って、 価格を下げていくのが先決だそうだ。そして、もっとコンパクトにしていく のは可能でもう取り掛かっているらしい。
まったく生ごみを出さない生活は魅力的に思う。 ひとつのマンションでまったく生ごみが出ないというのは画期的なことでは ないだろうか。
友人のご主人が、「カラスがまったくごみをつつかなくなるくらい売れるといいな」 と壮大な目標を上げていた。