TOPICS29 もどり
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☆タイトル「 今話題の「マイライン」に寄せて」
島津 淳子 |
電力料金の値下げ、国内航空券の値引き競争、JR各社のサービス合戦……資 本主義経済下での競争原理は、かくも顕著に市場に表れるものかと驚かされる。 その競争の真っ只中にある「マイライン」。新たに申し込みをしなければ自動的 に業界最大手との契約になるというのもおかしな話だが、そもそもの設備を牛耳 っているのだから仕方がないということであろう。 今や家計を圧迫する指標はエンゲル係数ではなく、通信費用なのだとか。そう なると「マイライン」の契約は他人事ではないはずである。一方で半数近くの世 帯が検討することすらなく、最大手との自動契約になるとの予測もある。せっか くの市場競争原理が消費者によって潰されてしまうとういうのは、片腹痛い。 各社のサービス内容を横並びで見てみると、料金的にはそうそうは差がないと いうのが現状のようである。ある会社が料金を下げると他社も料金を揃えてくる といった状況で、決め手に欠ける。だから消費者は様子見で、契約を結ばないと いうことか。 あとは顧客への応対の良し悪しで決めることになるが、実はこれには大きな差が あった。我が家ではマイラインの検討のために、何社かに電話をかけた。唸らさ れるような良い思いを抱かされた会社はなかったが、明らかに会社によって応対 は違う。こちらの立場に立った話し方をしてくれる会社と、そうでない会社との 差は歴然としていた。応対の良かった会社は新興会社だったのだが、新興会社ゆ えにその応対の良さがいつまで続くかは分からない。企業としていつまで健全経 営を保っていられるかも分からない。そういった意味では新興会社との契約には リスクが伴う。それでも消費者本位の応対をしてくれる心地よさには代えられな い、と感じた。 この1年で電電業界の勢力図は大きく書き換えられるであろう。各社あらゆる メディアを通じてのイメージ戦略、営業活動にしのぎを削っている。一消費者と してシビアな目で見守っていきたいと思う。 |