TOPICS2   もどり

 タイトル「CS研究会との出会い」 (日比野 恵理子)

◇はじめに...

 ある日、ふと自分を見つめなおした。「このまま、一生を終えて後悔はないか?」と。
まわりから見れば、幸せな生活を送っている。しかし、私にとっては、常に何かが物足りなく、不完全燃焼の気持ちを抱いている毎日であったからだ。そして、それは大学入試や就職活動の際に経験した「挫折感」からきていることにすぐに気づいた。今の生活を隠蓑にして、気づかないふりをしていた自分にも。大学名や企業名で人間の価値が決まるとは全く思っていない。ならば、どうして今までその「挫折感」を振り払う努力をしてこなかったのか?という気持ちがどんどん湧き上がってきた。

◇社会との接点をもとめて...

 そういえば、数年前から私は企業の「モニター活動」に燃えていた。もしかしたら、無意識のうちに社会との接点を求めていたのではないかと思う。意見を言い、それが反映されることの喜びを味わう。1人の消費者としての社会参加をつねに心がけていた。「何かしたい!」求めていることが何かわからないなりに、自分に合う何かを毎日求めていた。そうする中で、消費生活アドバイザーという資格が目にとまった。

◇消費生活アドバイザー受験を志して...

 消費生活アドバイザーの資格は、今の私の生活スタイルにもピッタリで、自分も興味がもてるものだった。ただ、実際にアドバイザーに関する情報が少なく、苦労した。もしかしたらとインターネット上で探していくうちに、偶然あるホームページで鴨志田さんに出会った。そこから、私の生活が変わっていった。

◇CS研究会との出会い・・・

 鴨志田さんとメールを通じてアドバイザーの受験勉強について情報交換していくうちに、研究会へお誘いいただいた。私は平凡な一主婦、しかも、岐阜県在住の私には距離的ハンディもあり、また社会にたずさわる立場も異なる。それなのに対等にコミュニケーションを図ることができるインターネットのメリットに喜びを感じていた。結果として日常生活の世界を広げていくことができた。そして、CS研究会との出会いという思いもよらない展開に興奮した。
 
◇そして入会後・・・

会員の方々とネットを通じて交流させていただいて感じたことがある。それは、どなたもご自身の能力を前面に出さず、それでいてもっとご自身を向上させようと努力しておられるというところだ。社会で日常のノルマをこなしているだけの方々が多い中で、ご自身の意思で自己研鑽をされている。その姿勢には、大変感動し、刺激を受けた。ただ漠然と資格取得後の自分を想像していただけの私は、時間の経過と共に、CSとはどのようなものかということをアバウトながらわかっていった。日常生活の中で、今まで気にも留めなかった店員さんの接客態度や企業に問い合わせをしたときの電話での応対など様々な場面でCSに当てはめて考えていくようになる。

◇消費生活アドバイザーの資格をとったら....

 自分の信念を持って、何事も諦めずに前向きに生きていけば、必ず「道」は開ける、同じような価値観を持った方々に出会えるということをこの半年の間に確信した。
資格をとったら、インターネットのメリットを大いに活用してメンバーの方々と密な交流をしていきたい。たとえば、東海地区にも自主的サークルと立ち上げたり、現在あるサークルの支局になり、意見交換をやってみたい。もし、チャンスがあれば、ぜひ社会に出て、CSを自ら実践し体験していきたいと思っている。私は、資格取得後が本当の意味でのスタートラインだと思っている。毎日、わずかでも自分自身の視野を広げ、能力を伸ばせるように、日々努力を忘れないで頑張っていきたい。
いまやCS研究会は、私にとってなくてはならないものになっている。