TOPICS19  もどり

☆タイトル「お客様との距離」 
鳥居 順子
 2ヶ月前に転職をし,量販店の販売担当者から,アパレルメーカーの商品企画担当アシスタントになりました。お客さまの声や、お客様と接することで感じ取ったニーズを商品企画に生かしたいという思いで転職しましたが,実際に企画部門の中で仕事をしてみて、様々な壁を感じました。非常に短い期間の経験で、偏った見方もあるかと思いますが,ここに記してみたいと思います。

 お客様のニーズに応えるために必要な要素は沢山ありますが,中でも重要なことは、お客様のニーズを感じとる「感度」、感じとったニーズを商品化する「企画力」、そしてその企画を迅速に実行する「スピード」であると私は考えています。

 まず、「感度」についてはお客様と実際に接する機会が減り,より自分の意識を高めていかなければならないと感じているところです。そしてお客様と直に接している各販売スタッフの意見の「点」を「線」にしていく役割も果たしていきたいと思っています。

 次に「企画力」についても、いかに店頭をイメージしながら1つ1つの商品を組み立てていけるかというところにかかってくると思います。机の上だけで仕事をしていると、つい目の前の仕事をこなすことばかりに頭がいってしまうことがよくあります。せっかく店から企画に加わったので現場意識を常に持ち続けたいと思っています。

 最後に「スピード」ですが,このことに関しては入社以来,いろいろ考えさせられることがありました。店で仕事をしていた頃,売れる商品がタイムリーに売場に入ってこないことがよくあり,「一体本部は何を考えて仕事をしているのだろう」と思っていました。しかしいざ,自分がその立場になってみると「そうしたくても出来ない」という事実を突きつけられることになりました。モノづくりには私の想像以上の人手,時間がかかるものだったのです。そうはいってもこれを克服しない限りは、お客様のニーズに応えることは出来ません。目に見えないニーズを逃しているならまだしも,見えているニーズをみすみす逃していることになるのです。今の私にはどこまでこのスピードを短縮できるのかはわかりませんが,必ず方法はあるはずなので、スピードの短縮を進めていくため努力していきたいと思っています。

 以上,私の仕事への決意表明のようになってしまいましたが,小売業の経験者としてメーカーで果たす役割は必ずあると思うので、メーカーとお客様の距離を少しでも縮めることが出来る仕組みを考えていきたいと思います。