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講演会でのCS

西村 直泰



先日、2時間予定のCS講演会がありました。
プログラムによると、2名の講師の方より、それぞれ40分ずつお話を聞くことになっていました。
講師の1人目の方は、CSに関する専門家の方、2人目の方は、サッカー日本代表のコーチの方でした。

1人目の講師の方の話が始まり、随分、時間が経ちました。時間的に、そろそろ終わりかな、と思っていると、 2人目の講師の方が、若干、そわそわされているのが目に入りました。
手元の時計を見ると、開始から40分が経過しようとしています。
でも、講演者のお話は、まだ、終わりそうにないのです。どうも、主催者の手筈が狂ったようで、 講演時間がしっかりと伝わっていなかったようです。
最初の講演内容は、CSからCE(Customer Engagement)を、ESからEE(Employee Engagement)を目指そう、 という、非常にためになる話でしたので、聴衆は時間を忘れて、熱心に聞き入っており、途中から端折って話をされるより、 このままの調子で講演を続けて貰って、差し障りがない状況でした。そのためか、主催者も「マキ」を入れずに、 そのまま進行させていました。
そして、ちょうど1時間経過したところで講演が終わりました。

さて、2人目の方の講演が始まります。
講演に先立ち、恒例の講師紹介が主催者からありました。
講師の略歴を読み上げる人も、短くしたかったのでしょうが、元Jリーガーでもあった講師の紹介を全部読んだのでしょう、 少し長くなっています。紹介を受けている講師の顔が、かなり、焦っているように見受けました。
後のご予定が詰まっていらっしゃったのかもしれません。

壇上に講師が登場され、最初に「2つ続けて講演を聴くと疲れますから、少し体を動かして貰ってから始めたかったのですが、 時間が掛かりますので、止めにします。申し訳ないです。そんなところで、難しいですが、 サッカーの指導者になったつもりで聴いてください。」と、言われ、講演を開始されました。
まず、最初にDVDが流されます。2〜3分程度の短いものです。
その後、講師は、主催者から「代表チームの結束力、協調性をどのように作ったか」という内容で講演を依頼されたのだけれど、 という話の切り出しをされ、「私達はそのような事はしなかった」という結論を述べられました。
続けて、代表監督・コーチ陣が行った事を、今年2月から8月までの時系列で解説されました。
そして、最後に、また、別のDVDが流されます。これも2〜3分程度の短いもの。
講演は、何と約20分。
2つの講演で合計80分強。ほぼ、予定どおりに講演会は終了しました。
サッカー・コーチの講師は、聴衆の集中力などを瞬時に判断され、合計時間を予定どおりで終わらせるほうがよいと考え、 約半分の時間で話をされることを選ばれたように思えました。
サッカー選手は、全体の流れの中で、自分が為すべき事を創造し実行する、というように言われていますが、講演の場でも、 体現されたと感じました。また、これもCSだ、と感心しました。