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団塊世代の女性像−アンケート[団塊女性の葬儀感]から考える

日野春代



  私は団塊生まれ。団塊世代は1947年から49年に生まれた世代をさす。親や友人など身近な人との別れが増え始める年代であり、「自分の葬儀」について考え始める年代で もある。
 今年3月、私の勤務先の所属部署、くらしの友企画室で、「団塊女性の葬儀観」とい うアンケートを首都圏(1都6県)在住の団塊の既婚女性、400名(親と同居35.3%、 別居74.7%)に実施した。主な質問の結果をもとに、団塊世代の女性像を探ってみ た。

Q、元気なうちに自分の葬儀について誰かと話し合っておこうと思いますか?

「すでに話し合っている」24.3%、「今後話し合いたい」56.4%である。併せて80 %。同じ質問の男性版(‘04年9月調査)は55%。女性の方が高率なのは、平均寿命 が男性より長く、夫を先に見送るであろう自分の将来を現実的に考え始めている結果 であろうか。

Q、あなたがご自身の葬儀に望む形式は?

「家族葬(同居家族が参列)」34.5%、「身内葬(家族・親戚・友人までが参列)」 51.4%。
「従来型(近所・会社関係まで参列)」は14.1%。男性版では「従来型」33.3%であ る。女性は義理の関係の参列は望まず、家族や親しい人たちだけとの別れを望んでい る。葬儀は個人的なものと考えているようだ。

Q、ご主人に実家のお墓に入って欲しいと言われたら、どうしますか?(同居、別居 にかかわらず答えてください)

「喜んで入る」25.8%、「やむを得ず入る」36.6%、「拒否する」37.6%である。こ の数字をどう見るか、見方の分かれるところだが、親から教えられた古い価値観を引 きずりながら、そして戦後の自由も味わいながら生きていた団塊女性の心が見え隠れ すると考える。

Q、あの世で唯一会えるとしたら誰ですか?一人だけ選んでください。
 
「父」32.4%、「夫」31.9%、「息子」7.3%、「友だち」6.5%。「父」と「夫」が 拮抗。「父」がわずかに上位なのは既に見送った人が多いからかも知れない。「昔の 恋人」「初恋の人」はいずれも5%以下であった。「家庭」を中心に生きてきた団塊 女性の気持ちが読み取れる。20年後の調査ではどうだろうか?「夫」が圧倒的に高く なるのだろうか。それとも・・・。興味のあるところである。

 他の質問も合わせてアンケートの結果から、「親世代の古さと戦後の新しさが共存す る中、「夫」や「家庭」を中心に、自分の生き方もある程度主張する」団塊世代の女 性像が浮かび上がってくる。
 同じ世代を生きる私は、多少のずれはあるが、アンケートの女性が答えた平均的な考 えや生き方をしているようだ。
 団塊世代の皆様いかがですか?