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25 「パレパレ」へ小旅行

   
日本は秋も深まり、北国では初雪の便りも聞かれ、冬の季節になってきたようですが、皆さんお元気ですか?
インドネシアでは今年のプアサ(断食月)も11月14日に明け、13日(土)〜21日(日)の大型連休になっています。この連休を利用して、「パレパレ」という町へ小旅行に行ってきました。

パレパレの町は、マカッサルとトラジャの中間に位置し、普通はマカッサルへの行き帰りに昼食を摂るだけで、今まで周辺の史跡や観光地を訪れるチャンスがありませんでした。パレパレはマカッサル同様、南スラウェシ州の政令都市で市制が敷かれており、現在はカリマンタン等へのフェリーが発着する歴史のある港町です。昔はアラブ商人が住み着き、サウジアラビアの元石油相ヤマニ氏も小さい頃に住んでいたことがあると聞きました。(今もアラブ系の血が混じった美人の村があるとの噂です。)インドネシア第三代大統領ハビビ氏の出身地で、第二次世界大戦中の日本軍の上陸地点でもあります。今の季節はマンゴの最盛期で、街道沿いにはたくさんのマンゴ屋が軒を並べて各種マンゴを売っています。

パレパレから車で1時間位北の方に「マリンプン」という名の小さな村があり、今回行ってきました。演芸評論家の小島貞二氏が「こんな落語家がいた」という本の中で体験談を書いていますが、このマリンプンは終戦直後にスラウェシ島(当時はセレベス島)の日本人捕虜収容所があった場所です。現在は写真のように何も無い大草原が広がっており、戦後一時期はインドネシア軍の飛行場だったとの事です。これだけの平坦な土地が農耕に利用されていないと言うことは、土質が悪いか、水が少ない為と思われ、当時の捕虜生活は大変厳しいものであったと想像されます。パレパレから東南方向に車で2時間位行ったところ(ソッペン県)には、温泉があります。こちらの温泉は普段着又は水着を着たまま入ります。

トラジャにもマクラ温泉という温泉がありますが、温度が低く、温めの温水プールといった感じです。それに比べこのソッペンの温泉は、プールに流れ込んでいるお湯の温度は40℃以上あり、日本人には良いのですが、インドネシア人には熱過ぎるようです。(日本人向けに別荘を開発しようという地元投資家もいるそうです。)
連休中ということもあり、プールの周りではたくさんの家族連れがお弁当を広げて食事を楽しんでいましたが、人が多すぎてお湯が濁っており、入る気にはなれませんでした。このような日本のガイドブックには載っていない地元民のリゾート地というのも、たまに行って見ると新しい発見があるものですね。

                 
MIE BAKSO(ミーバソ) SOP SAUDARA(スープソウダラ)