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23 日本の「在外選挙」

   
日本は季節外れの台風シーズンが終わり、連日猛暑の梅雨だそうですが、皆さんお元気ですか?
トラジャは6月から乾季に入り、コーヒーも本格的な収穫・集買シーズンになり日本からの出張者・研修生も多数来訪し、忙しい日々が続いています。
 
そんな中、中古で購入し使いつづけてきたラップトップのハードディスクがダメになり、しかも雷が原因だと思うのですがモデムもイカレ、約1ヶ月間メールができない状態でした。マカッサルで新しいハードディスクを購入し、知合いにウィンドウズを新たにインストールしてもらってやっと生き返りました。
(過去の受信メールとアドレスは全部吹っ飛びました)
 
今日(7月11日)は日本の参議院議員選挙で、テレビ(NHK海外放送)では開票速報を放映しています。前回に続き、今月も選挙について書いてみます。インドネシアでは、4月の総選挙に続いて、7月5日に初めての国民直接投票による正副大統領選挙が実施されました。現職のメガワティー大統領など5組の候補者が立候補して、1ヶ月間のキャンペーン期間の後、投票が行われ、現在開票が進んでいますが、過半数を獲得する候補はおらず、9月に上位2候補による決選投票だろうと言われています。
 
さて今回私が書きたい選挙の話は、この大統領選ではなく、日本が実施している「在外選挙」についてです。小泉政権が実施してきた構造改革の一部として「在外選挙」の方法も少し変わったようです。私は今回初めて「在外選挙人」として登録し、マカッサルの総領事館で投票をしました。「在外選挙」は、衆議院・参議院とも比例代表選出議員選挙に限られます。
 
まず「在外選挙人名簿」への登録ですが、在外公館(マカッサルは総領事館)を通して、在住していた「市区町村選挙管理委員会」宛に申請し、約2ヶ月後に「在外選挙人証」が在外公館から届きます。在外公館で直接投票をするには、(他に郵便投票もあります)決められた期間(今回は6月25日〜7月4日)に「在外選挙人証」と「パスポート」を持って在外公館へ出向き、「受付」の後「立会人」の確認の下、投票を行います。
「受付」の方から投票用紙を受取り、投票(記入)した用紙を内封筒、外封筒に二重に入れ、外側に「立会人」の署名をしてもらって投票が終了します。
 
この「受付」、「立会人」は一般に地元日本人会のメンバーが協力するのですが、日当は1日50ドルだそうです。(世界中同額なのでしょうか?)
つまり10日間で協力者の日当だけで1,000ドルの税金が使われ、このような在外公館が世界中に約200箇所あるそうです。
 
縦割り行政の改革が進み(?)、総務省と外務省が協力して「在外選挙」の方法が有権者に便利になった(?)のは良い事だと思うのですが、国際化によって世界中に居住している日本人が選挙と言う基本的公民権を行使するためには、世界中の在外公館に「投票所」を設置し、投票箱、投票用紙、届出政党名及び名簿搭載者氏名一覧、筆記用具などを備え、在留邦人の協力があって、はじめて実施できることであり、やっぱり選挙にはお金(税金)が掛かる、と感じた初めての「在外選挙」でした。