トラジャ通信 

インドネシアスラウェシ島マカッサルに赴任している 
青木 秀夫さんからのお便り公開のページです。


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2003年4月23日 トラジャの結婚式


日本はお花見も終わりに近づき、そろそろゴールデンウィークですね。
季節の変わり目ですが、皆さんお元気ですか?
私はランテパオに引っ越して約2ヶ月が経ち、町での生活、新しい仕事にも
少しずつ慣れて来たところです。
昨年の乾季が厳しかった影響で、今年はコーヒーチェリーの完熟が遅れており、
農園が忙しくなるのは5月中旬以降になりそうです。

昨年のバリ島での爆弾テロに続き、イラク戦争、SARSの影響で、
観光客が激減しており、観光地であるここトラジャは、経済的に
大きな打撃を受けています。
大手の観光ホテルは外国人観光客が来ないため閑散としており、
地元の旅行ガイド、チャーター車の運転手など、仕事が無いために
町中でゴロゴロしており、たまに外食のため町中のレストランへ行くと
直ぐに近寄ってきて「日本からの団体客はいつ来る?」と聞いてきます。

そんな中、今日はホテルでの結婚式(披露宴)に参列してきました。
新郎は日本人で、電気設備関係の会社をリタイアして年金生活をしている
50代後半の方で、トラジャが気に入って何度か旅行で来ている内に
ランテパオの町にあるレストランの娘さん(新婦、24歳)と恋をして、
結婚することになったのです。
トラジャに住んでいる日本人は、私の他には、当社の集買担当マネージャー
家族(奥さんと子供一人)、数ヶ月単位で日本と往復しながら旅行会社を
やっている女性の、合計5人しか居りませんので、招待状をいただき、
出席した次第です。

トラジャの結婚式は、午前中に教会(トラジャ人の約9割はクリスチャン)
で式をあげ、お昼から地元の部落(自宅)で昼食の披露宴を開くのが
一般的ですが、今回は新婦の親戚筋に亡くなった方があり、その遺体が
まだ部落に安置されているため(トラジャではお葬式まで遺体を家の中に
安置しているのが普通で、永い場合は数ヶ月におよびます)、
自宅ではなくホテルでの披露宴になったそうです。

会場はホテルの大広間(仕切りはあるが壁はないオープンスペース)で、
会場内の椅子席には約100人、外側には200人位が参列していました。
新郎新婦の入場、歌、踊り、来賓挨拶、お祈り、食事と式が進み、
食事が終わるとひな壇上の新郎新婦に挨拶して、お祝い金を用意された
箱に入れて帰ってきました。
トラジャ人同士の結婚だと、来賓挨拶の後に役人立会いによる婚姻届の
サイン式があります。

今日はトラジャの民族衣装だけでしたが、最近は教会での式は
モーニングとウエディングドレスで、披露宴では民族衣装と、
お色直しをするパターンが増えてきているようです。

今回はせっかくのお祝い事(披露宴)の話ですので、文章は短めにして、
写真を多めに送ります。

では、また。


          
     
     新郎と新婦   トンコナンハウスを背景に